レモンと鼻水
以前赤ちゃんの鼻水にはレモンの精油を使う、
という記事を書いたかと思います。(こちらです♪)
先日のオイルクラスでアロマセラピストの方が、
“子供の鼻水にレモン~!?どうして??”
という質問をされました。
これは良い質問だなぁと思ったので、
こちらでシェアさせていただきたいと思います☆
一般的に鼻水にはローズマリーやユーカリ、
ティーツリーなどを使うと良いと言われています。
鼻水の原因は、
鼻の粘膜に異物(ばい菌や花粉など)が付着すると、
入り込んだ異物を洗い流そうと大量の粘液が出るために起こります。
そして、入ってきた異物がアレルゲンだった場合、
鼻粘膜が炎症を起こし腫れてしまうこともあります。
つまり鼻づまりですね。
そうするとその腫れた部分に邪魔されて、
思うように鼻水を外に出せなくなってしまいます。
ということに注目すると、
粘液を除去する去痰作用、
貯まっている粘液を溶かす流れやすくする粘液溶解作用、
抗炎症作用が多い精油を選ぶわけです。
これらの作用は精油成分類の、
ケトン、オキサイド類に非常に多く含まれます。
すなわち、
先ほど言ったローズマリーやユーカリとなるのです。
ではなぜレモンを選んだの?となりますよね。
レモンには抗菌性、抗炎症作用があり、
独自のデトックス作用があることと、
うっ血、うっ滞除去作用があること。
そして何より香が良い!という理由からです。
レモンにはα-βテルピネン、
αフェランドレンという成分があり、
それらは滞った粘液や血液の流れを促す、
うっ滞除去、うっ血除去の作用があります。
これは鼻水にも効果があるのです。
そして、
刺激性がなく赤ちゃんにも安心して使えるレモンは、
他の精油と比べても子供が好む香です。
うちの子は新生児のときから、
なぜかレモンとレモングラスがお気に入りでした☆
使う際は必ず希釈をし、鼻に塗るのではなく、
足の裏や背骨に塗ってあげます。
こうすることで誤って目に入ってしまったり、
外出したときの光毒性も心配ありません。
(光毒性についてはこちら。)
アロマセラピーが面白いなぁと思うのは、
精油はお薬とは違い、
ある特定の症状のために作られたものではないので、
必ず効く!というものはありません。
でも、実際効果がみられることが多く、
1つの精油で1つの症状ではなく、
いくつもの症状に効果が期待できます。
また、
全く違う植物の精油にも関わらず、
同じ成分が入っていたりもするので、
同じ効果が期待できる精油はいくつもあります。
そこで、
今日はこの香が良いからこの精油にしよう!とか、
リラックス効果もあるからあの精油にしよう、とか、
そういった楽しいチョイスがあるのです♪
お薬ではそんなことできないですよね。
もちろん化学薬品はなくてはならない存在ですが、
自然なもので代用できるなら、
できるだけ安全なほうを選びたいと思います。
ということで、
これからもアロマを取り入れた生活チップなど、
楽しく綴っていけたらと思います☆