アロマタッチテクニック ~4つの因子・毒素~
今日は2つ目の毒素を見てみましょう。
毒素とは、
普段私たちの生活で知らずと体内に取り入れている有害物質です。
食べ物やお水に含まれる添加物や塩素、
そして化粧品などに含まれる化学薬品などが挙げられます。
食べ物などには気をつけているし有害物質なんて取り入れてない、
と思う方もいらっしゃるかもしれません。
でも、残念ながら日常生活で毒素を完全に避けるのは不可能なのです。
食べ物や化粧品などをオーガニックのものにしても、
外に一歩でも出歩けば車やバスの排気ガスを吸いますし、
日光に当たれば多くの紫外線も受けることになります。
タバコや飲んでいる薬がある人はそれらも毒素の一種です。
そして空気中にはたくさんの雑菌やウイルスが飛び交っています。
誰かがくしゃみや咳をすれば風邪菌がいるかもしれません。
私たちは日常何かしらの毒素に触れていることになります。
もしこれら全てを私たちの体がまともに受けていたら、
人は常に不健康でいなければいけませんよね。
そこで人間の免疫システムが活躍するのです!
免役は体内で盾の役割をします。
体に入ってきた毒素に体内を循環させないように、
体内のグルタチオンや活性酸素が除去してくれます。
グルタチオンは細胞内でつくられ、
体内の毒素除去や抗酸化の重要な役割を持つ物質です。
体に侵入してきた毒素や過酸化物などを除去します。
そして、活性酸素は普段私たちが行っている呼吸でも発生しますが、
体に毒素が侵入してくることでも発生します。
活性酸素は有害物質やウイルスなどを攻撃して排除する一方で、
体の細胞を傷つけ、酸化させてしまう欠点もあります。
そこで、不要な活性酸素は、
体内のビタミンやアミノ酸(グルタチオン)に除去され、
傷ついた細胞は自然治癒力で修復していきます。
タバコを吸う人はビタミンCを多く取ると良いとされるのはこのためです。
このように、
自分の持っている免疫システムで対応できる範囲の毒素は良いのです。
問題は、
持っている免役システムでは対処しきれない量の毒素を取り入れた場合です。
そうすると病原菌や有害物質が体内に侵入したり、
体内の活性酸素が大量に作られ、
逆にグルタチオンの量は減少してしまいます。
これらは全て免役力を低下させる原因なのです。
病原菌やウイルスの侵入により様々な病気を引き起こしますし、
老廃物が溜まれば血液に悪影響を及ぼし、新陳代謝も悪くなります。
そして活性酸素は体内の様々なものと結びつき酸化させます。
細胞やDNAを傷つけたり、ホルモンのバランスを崩したり、
体のあらゆる炎症や、体内外の老化の促進にも繋がります。
癌や動脈硬化、糖尿病などの生活習慣病とも大きく関わっています。
ということを考えると、できるだけ日常で触れる毒素を避け、
取り入れた毒素は排出していく必要があります。
次回は炎症反応についてお話したいと思います☆