Holistic Mom's Aroma Life

Life tip with essential oils*

精油の希釈濃度について

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日曜日のメディカルアロマ会も無事終わり、

今日はお天気も悪いので、朝のうちに用事を済ませ、

お昼はお家でまったり過ごしております。

イベントに参加くださった方々、本当にありがとうございました★

5月半ばにアレルギーについてのイベントを開催する予定でおります。

アレルギーに悩む方には興味深い内容になるかと思われますので、

ご都合がつきそうな方、是非ぜひ出席をご検討されて下さいね。


さて、今日は先日のイベントでも話題に挙がった精油の希釈濃度についてです。

キャリアオイルの話題でもお話しましたが、

精油はたった1滴でも非常にパワフルな効果が得られます。

しかしその反面、刺激性の強いものもあるため、

お肌に塗布使用をする場合は希釈することも必要になってきます。


アロマセラピーのガイドラインでの希釈濃度はこちらのようになっています。

お子様、妊婦さん、初めての方へ
 1%希釈(5mlのキャリアオイルに1滴の精油

マッサージオイルや日常での使用へ 
 2%希釈(5mlのキャリアオイルに2滴の精油

筋肉や骨への使用する方へ
 3%~10%希釈(5mlのキャリアオイルに3~10滴の精油

★急性の症状(打撲や捻挫、こむら返りなど)へ
 25%希釈(5mのキャリアオイルに25滴の精油
 しかし、この場合は1週間以内での短いスパンに限られる

顔、赤ちゃんへの使用
 0.5%希釈(10mlのキャリアオイルに1滴の精油


例えば、初めて精油を使用する方には、私もまずは1%希釈をオススメしていますし、

顔に使用する場合は0.5%など、

特に最初はできるだけ少ない量で使用するのが良いと思っています。

しかし!

経験上、これはあくまでただの目安であって決まりではないのです。

人によって肌の質や敏感度も違いますし、その日その日で変わることだってあります。

また、

私のブログをお読みの方は何度も聞かされていてうんざりされるかもしれませんが、

ドテラ社のように、種類によっては原液塗布が可能な精油つくる会社というのは、

メディカルアロマへ対応できる精油を製造しており、

治療目的で使用する場合は原液塗布した方が効果的である場合があるのです。

また、id:blueseashellさんがブログで仰っている通り、

精油の会社によって精油に含まれる成分が違ったり、

本や教材によっても書かれていることはまちまちで、

同じ種類の精油でも、製造している会社が違えば品質やその効果も変わってきます。

その理由はそれぞれの精油会社の製造のバックグラウンドが違うからなのです。

例えばドテラ社を例に挙げれば、

ラベンダーの精油は、フランスのとある地域で収穫されたものを使用していますが、

それにはきちんとした理由があり、

他の地域で育ったラベンダーと比べると、有効成分が豊富に含まれているためで、

それはラベンダーが育った環境が各地域違うから、という訳です。

例えば年間を通しての気温や湿度、土壌の質、

ラベンダーの収穫時期などの違いによって、

精油の成分というのは全く異なるものになってしまいます。

そうなると、A社のラベンダーは原液塗布しても安全だけれど、

B社のものは希釈したほうが良い、などといったこともあります。

私は以前ペパーミントで実験したことがあるのですが、

ドテラ社と、ある精油会社(E社)のペパーミントの精油に、

開封したてのホホバオイルを用意し、

1%希釈から徐々に%を大きくしていったときに、

どのように違うのかを確めてみました。

キャップを開けてドテラ社のものと香を比べたときに、

E社さんペパーミントはよりシャープな香が漂っていました。

そして案の定、

1%希釈では大した違いはありませんでしたが、

2%希釈ではどちらの会社も塗布後1分程度でスゥーとした感覚があったのですが、

E社さんのほうがより強く感じられました。

10%希釈では、E社さんのペパーミントが多少ひりひりとした痛みが出、

最終的にはどちらも原液で塗布してみたのですが、

E社さんはかなりの刺激性があり、

私の場合は原液での使用は危険と判断できました。

ドテラ社のぺパーミントも顔や広い範囲での使用は原液で使用しませんが、

原液を手に取ってアロマを吸い込んだり、ポイントでの使用は問題ありません。

E社さんの精油には成分表がないので正確なことはわかりませんが、

おそらくペパーミントの精油の成分であるケトン類というものがあるのですが、

その含有量がドテラ社よりも多いのでしょう。

また、今回はホホバオイルを使用していますが、

何のキャリアオイルを使用するかでも感じ方に違いが出てくるのです。

このように、希釈濃度の決定基準は、

使用する人の状態どの目的で使用するか精油の種類精油の会社キャリアオイルの種類

を考慮するわけなので、

要はご自身で使用したい精油の希釈濃度を調節していただくのが良いのです。

では、どのように希釈濃度を決めるのか、ということになりますよね。

私のオススメのやり方をご紹介しますと、

~希釈濃度の決め方~

・まず小さなガラス製のビーカーを用意する

・そこに10mlのお使いになるキャリアオイルを入れる

・使用する精油を1滴ずつ垂らしていく

・1滴入れる度にマドラーでかき混ぜ、使用したい場所につけて様子をみる

・刺激性がないかを確めながら、ちょうど良いなと思うところが自分の希釈濃度です


一見面倒なようにに思えますが、一度やってしまえば覚えますし、

刺激性が強いオイルで何%希釈で大丈夫なのだったら、

ラベンダーやティーツリーは半分以下でも大丈夫だ、などという判断もできます。

一番手っ取り早いのは、その精油の会社に聞いてみたり、

その精油を使用している友人などに聞くのがベストです。

ドテラ社の精油をお使いの場合は細かいアドバイスが可能ですので、

ぜひお問い合わせくださいね♪