Holistic Mom's Aroma Life

Life tip with essential oils*

ドテラ社のブレンドオイルの成分表記漏れについて

今日も夏のような天気のNYです。

日本では梅雨入りしたようで、

早く夏にならないかと思っている方も多いことと思います^^

しばらく空いてしまいましたが、

来週末にはまたゆっくりできるので、

皆さんのブログにもお邪魔したいと思います。

さて、

今日は最近仲間入りした、

とある珍精油についてお話する予定だったのですが、

急遽ここ最近アロマ界を騒がせている、

ドテラ社の事件についての詳細をお話したいと思います。

ドテラ社の精油は、

私のEarth Gift Aromaでもメインで使用している一つで、

品質も私が知る中で総合トップのブランドです。

しかし先日、

ある一般人の方が第3者の機関を通し、

ドテラ社の精油を成分分析した結果、

ラベル表記にない精油の成分がブレンドされていた、

という驚きの事実を発見。

一体どういうこと!?偽和精油ということ?

と思われるかもしれませんが、

誤解がないように順を追って説明したいと思います。

現在私のメルマガでも取り上げている”偽和精油”。

偽和精油とは、

本来精油の成分ではない成分を混ぜて増量していたり、

同じ成分を価格の安い違う植物から取って混ぜていたり、

合成した精油成分を混入している精油のことを言います。

こういった偽和精油は本来の精油の効果が得られず、

場合によっては肌刺激やアレルギーなど、

副作用を起こす可能性も純粋な精油に比べればずっと高くなります。

最近アメリカでは一般の方が、

こういった偽和精油が少しでも減るようにと、

ランダムに各会社の精油を選んで、

独自で成分分析を行う活動が盛んに行われるようになりました。

そういった方々が集まるFacebookページもあるくらいです。

今回のドテラ社の事件以前にも、

多くの精油会社が彼らのターゲットになり、

アメリカのマーケットでよく見られる精油では、

一部合成成分が混入していたり、

ウェブサイトでは堂々と100%純粋と記載しながらも、

実際は全て合成成分だったということもありました。

そして今回、

ドテラ社のシングルオイルと、

ディープブルーブレンドオイル、

そしてオンガードブレンドオイルがターゲットになったのですが、

この2つのブレンドオイルで、

成分表記に漏れがあることが発覚したのでした。

どちらのブレンドも合成成分や、

酸化防止剤などの混入は見られませんでした。

まず、ディープブルーですが、

これは私のブログでも何度か出てきている、

ウィンターグリーン、ペパーミント、

ジャーマンカモミールなどがブレンドされた鎮痛ブレンド。

これはその他、

ブルータンジー、ヘリクリサム、カンファー、金木犀

がブレンドされているものでした。

私が使い始めた頃から記憶にある限りこの表記だったかと。

しかし今回の分析で、

そこにイランイランの精油がブレンドされていたことが発覚し、

ドテラ社は早急にイランイランを付け足し、

ウェブサイトの情報ページをアップデートしたのです。

そして同様に、

オンガードのブレンドですが、

これも私のブログでも何度も出てきています。

シナモンバーク(シナモン樹皮)、オレンジ、

ローズマリー、ユーカリプタスグロブロス、クローブ、

のブレンドだったのが、

更にそれにシナモンリーフ(シナモン葉)

の精油も入っていることが分かりました。

ちなみに、

シナモンバークもリーフも学名は同じCinnamomum zeylanicum。

ですが抽出部位が違うので、

成分や効果にも違いがあります。

これらが発覚し、各SNS上では、

”なぜきちんと全てをラベルに表記しないのか?”と怒りの声や、

”あのドテラ社が間違ったラベルを?”との驚きの声が見られました。

私個人の意見としても、

確かに偽和精油ではなかったものの、

やはりブレンドオイルはきちんと全ての精油をラベルに表記すべきと思いますし、

なぜ2008年から販売していながら、

第3者に言われて今更ラベルを替えるのか、

ラベルに表記しなかった正当な理由があるなら説明すべき、

(例えば含有量が少ないので記載しなくても良いなど)

と思っていたわけです。

そして、そのラベル事件から数日後、

ドテラ社のエグゼクティブのエミリーライトさんから、

Facebook上で謝罪の公言がありました。

全てを載せると長くなるので要約しますが、

まずディープブルーブレンドは、

★少ない割合だがイランイランは販売当初から精神的効果などのためにブレンドされていた。
★しかしラベル作りの時点で記載漏れがあったが誰も気がつかなかった。

そしてオンガードは、

★販売当時からシナモンリーフとシナモンバークの両方がブレンドされていた。
(シナモンリーフは抗酸化作用などの薬効のために)
★発売当初はシナモンオイル(Cinnamon Oil)のみの記入で良かった。
★数年前からINCI(成分の英語名やラテン名)の記載が義務化になりラベルのアップデートを行った。
★しかしそのアップデートの際シナモンリーフが漏れてしまった。

いずれのオイルのラベルやウェブサイトの情報ページは、

できるだけ早くアップデートするとのこと。

しかし会社側のミスで、

多くのメンバーや愛用者にご迷惑をおかけして大変申し訳なかった。

ということが主な内容でした。

私としては、

問題があってすぐ原因を追究し、

過ちを認め、公共の場で謝罪のコメントしてくださるだけで、

十分良心的と言いますか、

プロフェッショナルなマナーのある態度で納得しました。

しかし、中には色んな考えがあると思います。

Facebook上でも、

”イランイランは低血圧になる危険性がある精油で、

息子にディープブルーオイルを塗ったときに

血圧が急に低下して不思議に思ったことがあったが、

それはイランイランのせいだったと分かった。

彼は失神寸前で、とても危険な状態だった”

など、怒りの収まらないコメントをする人も見受けられました^^;

個人的にはたった1滴の塗布で即座に影響があるものではないし、

そもそも低血圧失神寸前の低血圧というのは、

イランイランの含有量から考えても、

原因がディープブルーだとはとても考えにくい話だと思いましたが、

最後にエミリーさんのコメント欄で、

立場上、Facebookで個人に質問の答えをするのは禁じられており、

もし何か他にもご質問がある方は、

ドテラ社のプロダクトサポートにご連絡ください。

productsupport@doterra.com

と仰っていました。

もし日本にいる方で、この件に関して、

直接本社のサービスにご連絡したいけど英語の面でご心配の方、

私までメール下されば代わりに質問します。

earth-gift@mail.com

までご連絡ください。

では、今日は少し暗い内容になってしまいましたが、

次回は皆さんも見たことのない超レア精油のご紹介します☆


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