抜歯後のケア ~歯茎の腫れと治癒~
抜歯後はほとんどの人が経験する腫れ。
抜歯してから2,3日後にピークになることが多いようです。
抗生物質を飲んでいるのになぜ??
と思われるかもしれません。
腫れの主な原因は細菌侵入による炎症反応ではなく、
抜歯したことにより血管を傷つけ、
今まで順調に流れていた血液が歯茎内に滞ることと、
傷を治そうと白血球や血漿が集結するためだと思われます。
ですので、
この場合は傷口が治れば自然となくなりますよね。
とは言っても、
人によっては外から見ても分かるほど腫れたり、
食事も普通に取れないですし、
できるだけ早く治したいところ。
そこで今日は、
歯茎の腫れや傷口の治癒に良い、
精油のレシピを紹介したいと思います。
・フランキンセンス … 8滴
・ミルラ … 8滴
・ヘリクリサム … 5滴
・ココナッツオイル … 5ml
これらを写真にあるようなスポイトつきの小瓶に入れます。
スポイトで1,2滴患部に垂らして使います。
スポイトの小瓶が見つからないときは、
普通のドロッパーつきの小瓶でも大丈夫です。
1、2滴手に取って指で塗ります。
フランキンセンスやヘリクリサムは、
細胞の活性化や修復を促します。
私はよく化粧水に入れたりしています☆
フランキンセンスは抗炎症作用が強く、
ヘリクリサムは血管を修復して血液の循環を促します。
そして、
昔から歯茎のトラブルに使われていたミルラは、
抗菌、消毒作用があり、
歯茎の炎症や口内炎などに非常に効果的です!
抗感染作用で傷口から細菌が入るのを防ぐ効果も期待できます。
一つ気をつけなければいけないのが、
このヘリクリサムの精油。
非常に強い血液循環促進作用があります。
必ず抜歯後の出血が完全に止まってから使います。
私は1日目で出血は止まりましたが、
念のため、
痛み止めを使わなくなった3日目の夕方から使いました。
再度出血することもなく、
抜歯から8日で歯を気にせず食事ができるまで回復♪
おすすめの対処法としては、
腫れは抜歯直後から少しずつ出始め、
腫れた部分が触って分かるくらいの熱を持つことがあるので、
出血したり熱を持っている間は、
タオルでくるんだアイスノンで軽く冷します。
冷すことにより止血も早まります。
完璧に出血が止まり、
腫れた部分の熱もあまり気にならなくなったら、
冷すのを止めて先ほどの精油を使いましょう。
1日3回、食後の歯磨き後に使います。
冷しすぎは血液の流れが悪くなるので、
出血が止まってからの冷しすぎには気をつけてくださいね。
次回は抜歯後ののどの痛みについてお話します。