便秘と駆風作用
昨日、
朝の目覚めが悪かったのでペパーミントを焚きました。
ペパーミントは気分をスッキリさせたり、
目覚めさせる効果があるのはご存知かと思いますが、
実は駆風作用という働きもあります。
駆風作用というのは胃腸内のガスを排出する働きのこと。
これは溜まった便を排出する手助けをする働きでもあります。
この作用のおかげか、昨日の旦那様は朝からスッキリして出社したようです。
便秘に良い精油といえば他にも、
フェンネルスイート、マジョラム、レモン、ローズマリー
が効果的だといわれています。
私自身も子供にレモンとローズマリーを使って、
お腹のマッサージをすることがありますが、
お勧めとしてはやはりペパーミントなのです♪
ただ、一言で便秘と言っても原因は様々で、
その原因によっても効果のある精油が変わってきます。
便秘の考えられる原因としてはいくつかあり、
★偏った食事による便秘
食物繊維や油分の少ない偏った食事や、
無理なダイエットなどで必要摂取量を下回る食事をしていると、
腸内の便が移動しづらく便秘になることがあります。
★便意の問題による便秘
排便のリズムが乱れていると、便が直腸にたどり着いても、
便意が起こらず腸内に便が溜まります。
また、便意を我慢していると直腸の感受性が弱くなり便意が起こりにくくなります。
★腸の問題による便秘
大腸のはたらきが低下したり、運動不足などによる腹筋力の低下などから、
腸の“ぜん動運動”が弱く、便を先に送り出せなくなることを言います。
★自律神経系の乱れによる便秘
ストレスや過労などが原因で、大腸のはたらきを調節する、
自律神経がバランスをくずすことで起こります。
★脾臓の問題による便秘
これは東洋医学的考えのようですが、
脾臓の働きが弱まると便秘になることもあるそうです。
脾臓は水分や養分の代謝を司る臓器。
きちんと水分の補給はしているのに頻尿にはなるけれど便は硬いまま、
ということはありませんか?
それは脾臓の働きが弱まり、
本来腸に送られる水分が膀胱へ送られてしまったりしてしまうからなのです。
この場合、原因の2,3番目にペパーミントが有効です。
ペパーミントには独自のスゥーとした爽快感で、
神経系を刺激し、働きを活性化させます。
そして、腸内のガスを排出する駆風作用も持ち合わせているので、
腸内の汚物を送り、排出する手助けをします。
私はサプリメントを飲み忘れるとすぐに便秘になってしまい、
そういう時は必ずペパーミントを使用します。
ディフューズもしくは、
希釈したペパーミントを(私はいつもミント1:キャリアオイル10で)
肛門やその付近に塗るととても効果的。
肛門に塗るのに抵抗がある場合は、
尾てい骨の少し上辺りに塗っても効果があると思います。
そして、原因の1,2,3つ目に該当する、
油分の摂取が足りず、便意もなかなかこない便秘があります。
無理なダイエット中や妊娠中の女性に多い便秘です。
このような酷い便秘になってしまったら、
ディフューズや塗布では効果が弱いことがあるので、
精油の座薬という方法を試してみても良いかもしれません。
精油の座薬について初めて聞く方、驚いている方も多いと思いますが、
これは直腸内に精油を使用する方法として知られています。
(この使用方法はドテラ社の精油に限ります。)
この場合、必要なものは空のベジタブルお薬カプセル、
ペパーミントの精油、オリーブオイルです。
カプセルに6滴のオリーブオイル、
1滴のペパーミントを入れ、座薬のように使用します。
私は妊娠中、産後はこの座薬を重宝しました。
この方法は、精油を変えればイボ痔(痔核)にも非常に効果があります。
便秘を放っておくのはあまり良いことではありません。
腸内は個人差はあれど常に35度をキープしています。
そこに食べ物が保存してあると考えれば、
腸内は真夏に放置されているゴミ捨て場と同じようなものです。
(すみません、汚い表現で。。)
腸内に長く置いておけば置いておくほど体内に有害物質が放出され、
血中にも入り込み、様々な病気を引き起こすことも有り得ます。
便意を我慢したり、油分を取らないダイエットをしたりはせず、
胃腸の健康も労わるようにしましょう。