ローズとジャスミンの精油について
天気が悪いと気分も落ち込みますね。
ここ最近うちのエリアは雨ばかり。。
でも、気温が少しずつ下がってきているのは嬉しいです!
久しぶりに母親と電話し、
こっちは常に30度超えで暑いのよ~なんて嘆いていました。
日本では熱中症が流行っていると聞いています。
水分補給をこまめに行い、暑いときは無理せず、
ご自身の体温管理をしっかり行いましょう。
赤ちゃんや小さなお子様と外出する際は、タオルに包んだアイスノンも一緒に。
あとはペパーミントのクーリングミストで乗り切りって下さいね♪
今日はよくある質問にお答えしたいと思います。
クラスを行っていると必ず聞かれるのが、
”ドテラ社にローズはないのですか?”という質問です。
ドテラ社には実はローズもジャスミンも密かに存在しているのです♪
しかし!
残念ながら私はどちらも持っていません。。
なぜかと言うと、これら2つは非売品であるからです。
まず、一般に販売されているジャスミンやローズの精油のお話をします。
たいてい市販のものは、ジャスミンアブソリュートやローズアブソリュートという名で売られています。
この”アブソリュート”という単語は、精油の抽出方法の名前です。
私たちがよく見かけるラベンダーやイランイランは、
通常”水蒸気蒸留法”という方法で抽出されます。
これは、芳香植物の花びらを蒸して、水分と油分に分け、
油分のほうだけを取り出し、それが精油として売られるのです。
しかし、ローズやジャスミンの精油も同じ花びらから抽出されるものですが、
それらの花びらは他の植物を比べてとっっても繊細!
芳香成分や有効成分の形を崩さず、
水蒸気蒸留法で抽出するのは非常に難しく、いわば職人技なのです。
よっぽど経験豊富な職人さんでなければ行えない、でも雇うにはコストもかかる。。
ということで、
アブソリュート法(石油などのオイルにハーブを漬け込み芳香成分などを抽出する方法。)
が使用されるのです。
しかしこのアブソリュートの精油は、
香がとても強く、希釈濃度には十分注意しなければいけません。
また品質の劣るものは、抽出時に使用する石油などのオイルの成分が混ざったり、
他のオイルで量増して大量生産を可能にしているため、
気分が悪くなったり、肌を荒れさせてしまうこともあり、
品質の見極めが難しいというデメリットも。
ドテラ社の場合、シングルオイルとして精油を作る場合は、
柑橘系の精油以外は水蒸気蒸留法で抽出するというポリシーがあり、
更にドテラ社のこだわり(芳香植物の産地や土壌、気候や収穫のタイミングや品質検査など)を徹底すると、
特にローズなんて目が飛び出るほどの価格になってしまいます。
更に、ドテラ社で使用するローズやジャスミンは生産量や生産時期も限られ、
常に市場に置いておくのは不可能というわけです。
そこで、ドテラ社では毎年1,2回プロモーションを行い、
該当者にはローズやジャスミンをプレゼントしたりしています。
抽出はもちろん水蒸気蒸留法。非常~に希少価値の高い高価なオイルです♪
そこで、
今日は少しだけドテラ社のローズとジャスミンのお話をします☆
ドテラ社のジャスミンは南インドのとある小さな契約農園で栽培されます。
ジャスミンは芳香の王様と言われるほど気品のある香でリラックス作用をもたらし、
特にお肌に対して非常に優れた効果を発揮します。
細胞の治癒やお肌のコンディションを整える効果があり、
色素沈着効果があるため、目の下のクマやシミにはとても効果的といわれています。
実はジャスミンの精油が高価なのには、ドテラ社の徹底したこだわり以外にも理由があり、
700kgのジャスミンの花びらから、たった1kgの精油が抽出されるのです。
1パウンド(約450ml)のジャスミンの精油を作るのに$5000と言われ、
たった5mlの精油でも、$50以上の価値があるのです。
そしてローズは芳香の女王と言われ、
お花の美しさ相応の上品な香とヒーリング効果があります。
ドテラ社のローズはブルガリア産のピンクローズ。
早朝3,4時のローズにとってベストな湿度の中、
新鮮な花びらを手作業で摘み取りられます。
強い抗菌性を持ち、独自の美しい香りは感情を落ち着かせる効果があります。
水蒸気蒸留法のローズはアブソリュートと比べとてもマイルドな香。
女性性を高めたり、性的な刺激を与えます。
お肌のヒーリング効果は群を抜いて優れ、
特にアンチエイジングや乾燥肌の治癒、赤ら顔やニキビなど、
あらゆるスキントラブルにとても効果的です。
ローズの精油はジャスミン以上のものがあり、
7000kgのバラの花びらからたった1kgの精油が採取され、
5mlあたり、なんと$400以上の価値があるんだとか。
ぜひいつか私も手にしたい精油です♪
市場に出回るローズやジャスミンの精油の中には、
ラボで作られた人工的な香料を使ったり、
いい加減に抽出し、大量に混ぜ物を入れて安く販売することもあります。
とても悲しいことだと思います。
本来精油というのは、芳香植物持つ独自の香や効果を与えてくれるもの、
そして私たちは自然の恵みによる楽しさや喜び、幸せを受けるものなのです。
それを大量生産目的に人工的に作ったり、芳香植物を粗末にした挙句、
”ナチュラルなエッセンシャルオイルです”なんて言ってほしくありません。
ドテラ社をはじめ、他にもハーブ本来の香を大切にしている会社はあります。
精油をご購入の際は、値段を見るのではなくて、
きちんと品質の確かな会社の精油を選んでほしいなと思います☆