Holistic Mom's Aroma Life

Life tip with essential oils*

ペパーミントと放射線

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2011年3月11日の震災からもう2年ですね。

私の実家は沿岸ではなかったものの、

地震の被害は過去最大、放射線被害も未だに続いています。

私の母方の実家が農家ですので、

今回の原発事故の被害は他人事ではありませんでした。

私は震災時もアメリカにいましたので、

震災後しばらくは電話が繋がる筈もなく、

家族や友人が心配でなりませんでした。

当時住んでいた家ではインターネットも繋がらず、

朝からスターバックスへ行ったのですが、

そこで初めて原発事故のニュースを知りました。

ニュースを目にしたときのショックは今でも忘れられません。

美しい自然やおいしい食べ物、

そして東北の温かい人々を全て奪われたような気がして、

ぶつけようのない怒りと悲しみ、

だからと言って自分には何もできない情けなさにも、

腹立だしく感じていたのを覚えています。

早いものであれから2年経ちました。

未だにあの事故が嘘だったらどんなに良いかと思うこともありますが、

自分の家族が無事生きているだけで本当に幸運だったと、

今は純粋にそう思えるようになりました。

今年こそは皆に会いに帰らないといけないな、と考えていたところです。


さて、今日はそういうことで、

精油と放射線のお話をしたいと思います。

先日アロマ友達から、

ペパーミントが放射線被害を緩和するという話を聞きました。

ある実験で放射線に汚染されたラット数匹を2つのグループに分け、

一方にはペパーミントをディフューズ、

もう一方はそのままにしていたところ、

ディフューズしていた方のラットの生存率が高かった、

というお話でした。

早速気になったのでペパーミントついて調べたところ、

ある興味深いものを見つけたので紹介したいと思います。

その前にまず、放射線について少しお話しします。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、

放射線と一言で言っても、いくつか種類があるのですよね。

その中でも私たちが言う“放射線被害”の問題となっている種類が、

α線β線γ線x線中性子です。

この5種類はそれぞれ違った特性を持ち、

上に書いたα線から順に中性子線に行くにつれて、

透過性が高くなると言われています。

では先ほどの続きですが、

ペパーミントはこの中のγ線に対して有力なのだそうです。

放射線治療にも使用されるγ線

実は体内のグルタチオンを減少させてしまう働き(副作用として)

も持っているのですが、

2003年に行われたある放射線の研究で、

ペパーミントの精油を摂取することによって、

γ線によるグルタチオン減少の働きを消す効果があることが分かったそうです。

グルタチオンは私のブログでも何度か出てきていますが、

体内の抗酸化やデトックスにおいて非常に重要な酵素であります。

またペパーミントの精油は、

γ線のダメージによってできた細胞内の酸化した脂肪や、

腐った脂肪を減らす働きもあるということでした。

この場合ディフューズでも効果がありますが、

飲用もお勧めの使用法です。

ペパーミントはぜひ1つ持っていると良いかもしれません。


と、今お話したことは放射線被害のほんの一部です。

先ほど挙げた5つの線がどのような性質を持ち、

体にどのような影響を与え、どのようにして病気になるのかなど、

それぞれ違いますので、考えられる健康への被害は数多く存在します。

ですがその一方で、

放射線による健康被害に対して有効な精油もまだまだあります。

現在進行形で研究されていることもあるでしょう。

2年前に起こってしまった原発事故はもう巻き戻すことはできません。

今できることは、これ以上悪化させないことと、

少しずつ壊れたものを治すこと、でしょうか。

自然や土地、食べ物、建物などもそうですが、

人々の健康の問題もその一つだと思います。

今はまだ目立った健康被害はありませんが、

今後5年、10年経ってから出てくる可能性も否定できません。

そこで本当に精油が役に立つのであれば、

使用する価値はあるかと思います。

これからもときどき放射線の被害と精油について、

こちらでシェアできればと思っています。