アロマタッチテクニック ~4つの因子・自律神経失調症~
今日は4つ目の因子、自律神経失調症です。
これは子供から大人まで現代人に一番多い症状ではないかと思います。
自律神経系は交感神経と副交感神経から成り立ち、
自律神経失調症は、
その交感神経と副交感神経のバランスが取れていないことにより起こります。
交感神経は昼間の神経と呼ばれ、
運動や労働、ストレスを感じる際に活発に働きます。
緊張すると手に汗をかいたり、心拍数が上がったりしますよね。
それは全て交感神経の働きです。
逆に副交感神経は夜の神経と呼ばれ、
休んでいるときに活発になるものです。
リラックスや睡眠、安心する、くつろぐなど、
体の修復に大事な神経系です。
これらがバランスよく働いている人は健康的と言えます。
両者を同じくらい使っている人は問題ないのですが、
普段から交感神経ばかり酷使している人は、
自律神経系のバランスが乱れ、体調不良になることがあります。
それが自律神経失調症と言われるものです。
自律神経の乱れる原因は人それぞれですが、
過労、寝不足、夜更かし、ホルモンバランスの乱れ、
極度のストレスなどが考えられます。
自律神経失調症になると、起こりうる症状は数多くあり、
突然のめまいや動悸、発汗、イライラ、消化不良、咳込み、
何もしていないのに体がだるい、月経不順や性欲減退、
便秘や無気力、息苦しさなど書ききれないほどの症状が挙げられます。
でもそれらは病院で診てもらっても、
特に異常は見られませんと言われてしまうことがほとんどなのです。
では、なぜ自律神経系が乱れると自律神経失調症になるのか、
それは詳しくは未だ分かっていないのだそうです。
ここで一つ私の体験談をしたいと思います。
その当時医療機関に行って診断されたものではありませんが、
こちらで精神科医をしている友人が、
自律神経失調症だったねと教えてくれたことがあります。
これは私がまだ高校生だった頃の話です。
高校ですので両親の監視下での生活です。
学校も部活も当然好きなところに行くことはできません。
普通に考えれば未成年の子供を親が束縛するのもごく普通なことですが、
17歳の私には自分のやりたいことが何一つさせてもらえず、
我慢しなければいけないことが子供なりに憂鬱でストレスでした。
そして高校2年生の夏休みを迎えました。
私の入部していた部活は成績もなかなかで、その分練習量も多いのですが、
当時の私は部活が何よりも堪らな~く嫌でした^^;
運動部だった人には分かると思いますが夏の練習は一番ハードですよね。
夏休みは部活の練習時間も大幅に長くなり、合宿なんて地獄の大イベント。
憂鬱な夏休みを迎え数日たったある日のこと、
なぜか突然咳き込むようになったのです。
発作のように息苦しくも感じました。
しかし咳き込み以外の熱やのどの痛みなどの症状はなく、
数日間風邪薬を飲んではみましたが全く効果なし。
何件か病院で診てもらっても特に異常は見られないと言われ、
それでも治らず、不安から胃痛やめまいも出始めます。
咳き込みはいつも突然起こりました。
テレビを見ているときや、食べているとき、
眠っていても起こるので、寝不足から疲労も溜まる一方でした。
部長でしたのでこんなことで練習を休めませんが、
(私の学年がなぜか一人だったために必然的についた役柄です)
練習中でも毎日咳き込むので、
周りの皆には結核じゃないかとまで疑われる始末。
咳き込みは夏休みが終わるまで1ヶ月以上続きました。
そして2学期が始まり、また通常通りの部活の時間に戻ると、
しばらくしてそれはぱったりとなくなったのです。
通常通り学校が始まれば部活の時間も元に戻り、
一年で一番憂鬱な時期を脱したことで安心したのでしょうか。
本当の理由は今となっては分かりませんが、
これまで原因不明の辛い症状が続いたはこの時だけです。
私の場合は期間も短く、まだまだ軽いものですが、
自律神経失調症の症状は放っておくとどんどん悪化していきます。
免役力を低下させ、更に他の病気にも繋がります。
自律神経失調症には体と心の休憩がとても大事です。
本当なら身心に負担をかけている環境から、
完全に離れることができれば一番良いですが、
なかなかそれは難しいですよね。
休みの日などに一時でも悩みの種から離れられる時間を作り、
好きなことをしたり、リラックスしたり、
副交感神経を多く使う機会を増やしましょう。
常にネガティブになってしまう人や我慢してしまう人は、
考え方を変えてみることも一つの方法です。
これはあくまでも私の考えですが、
社会で生きていく上での常識的な我慢や苦労は必要ですし、
自分の身になるものであれば、時には多少の無理も止むを得ないと思います。
でも、苦労や我慢にも種類があって、
本当に自分に必要なのかとか、本当にこれで良いのかを考えたときに、
もっと自分に合う他の選択肢を探してみるのも良いことだと思います。
不要な苦しみならわざわざ持つことはないのですから。
当時の私の経験は現在でもとても役に立っていますが、
あのとき本当に自分がやりたかったことを、
両親の顔色を気にせず自分なりに伝えられていたら、
また違っていたのかなと考えることがあります。
以前、crystal0207さんがブログ紹介してくださった、
エヴァ・ピエラコスのパスワーク、
当時の私にはぴったりの本ではないでしょうか。
機会があればぜひ読んでみたいと思います。
すみません長くなってしまいましたが、
体調不良の4つの因子、
思い当たる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
これらは完全に避けて通ることはできませんが、
健康に生活するためにできるだけそれらを受けないように生活すること、
そしてそれらを受けても取り除くことが必要になってきます。
アロマタッチテクニックは、
体が受けたこの4つの因子を緩和、排除する手段の一つなのです♪
次回はアロマタッチテクニックの効果はどんなものか、
使用する精油をご紹介しながら説明していきたいと思います。