精油の飲用使用について
もたもたしていたらもう6月ですね!
1週目も終わってしまいました。。早いです。
そうそう、
今日は今年のお花見の写真をご紹介ということで、
さっそく貼りたいと思いますが、
こんな梅雨入りしてから桜を載せるのは私だけでしょうね^^;
大変遅くなってすみません。
ソメイヨシノ
八重桜
鳥さん♪見えますか?
リスさんお食事中ですね^^
NYの桜はルーズベルトアイランドやボタニックガーデン、
セントラルパークが見所でしょうか。来年も楽しみです。
今はこちらは春の気候が恋しくなるほど暑くなってきています。
そろそろエアコンを取り付けねば。。
さて、
今日は賛否両論のある精油の飲用使用についてお話します。
この話題はアロマセラピーに触れたことがある方なら、
誰でも一度は疑問に思ったことがあることかと思います。
先日、関西在住の同じドテラチームの方が、
ローカル番組でアロマセラピーが紹介されたとシェアして下さったのですが、
その内容を見て考えさせられるところがありましたので、
それを合わせながらご紹介したいと思います。
現在、大手アロマ協会(IFA,NAHA,AIAなど)では、
ほとんどが精油の飲用を勧めておりません。
ですが、最近は特に、精油を飲む使い方も頻繁に聞くようになりました。
人によって精油に対する意見は区々、これは一体なぜなのでしょうか。
それは、現在精油に関する規定が何もないからです。
現在アメリカでは、精油はただの”Products”扱い。
日本でも似たような扱いになっていると思います。
ですので、お医者さんの処方箋がいるわけではなく、
精油の購入や使用に関する制限があるわけでもなく、
誰でもお金を出せば手に入るものですので、
自己判断で好きなように使う、ということが可能であり、
使い方に”絶対にダメ、絶対に大丈夫”ということもありません。
アロマの資格、というのもよく耳にしますが、
日本もアメリカも、民間機関で発行された”認定証(サーティフィケート)”であって、
国や州で定められた”免許証(ライセンス)”というものは存在しません。
ですので極端な話、ウィンターグリーンの精油を丸々1本飲んだり、
オレガノの精油を原液で塗るということも、
簡単に行える環境にあるということなのです。
セラピストの私たちからすると恐ろしいですよね^^;
これはあくまで私の考えですが、
やはり精油を使う際はきちんと認定証をもったセラピストや、
それ同等の知識や経験のある方から使い方を聞くことが大事かなと思います。
なぜかと言いますと、大手アロマ協会で教えているアロマセラピーは、
どの会社(ブランド)の精油を使っても安全に使える使い方を教えているからです。
精油は、一般的に思われている以上に薬理効果が高く、
一方で誤った使い方による副作用もあり、
素人では手に負えない部分がいくつもあります。
ちなみに、
この場合の精油は、雑貨屋さんや100円ショップで売られるような、
10ml、100円200円で購入できる安いアロマオイルは含まれません。
精油(エッセンシャルオイル)は、アロマオイルの一種ではありますが、
完全なイコールではないということを知っていただければと思います。
アロマオイルの定義は広く、
セラピーに使える品質のアロマオイルは精油と言えますが、
香を重視して作られたアロマオイル、
例えば香水、フレグランスやルームアロマなど、
それらしく見えるものでも精油ではありませんのでご注意を。
私が受けたNAHA協会の認定コースのクラスでも、
精油はほかのどのハーブ療法よりも少量でパワーがあるもので、
飲用使用や原液塗布使用はすべきではない、と学んでおりますし、
今までの数々の実験や体験からも精油を希釈する大切さも知りました。
経験を積んだアロマセラピストの中にも、
絶対に精油の飲用や原液塗布をされない方々もたくさんおります。
私個人的には、精油の飲用使用や原液塗布により、
他の使い方では得られなかった素晴らしい効果を体験しており、
メディカルアロマセッションでは、それらの使い方をお教えしています。
またアロマ界では有名な、NAHA協会の元プレジデント、
Jade Shutesさんも飲用使用を推奨しています。
彼女は20年以上アロマセラピーなどのホリスティックセラピーをお教えしており、
90年に彼女がオープンしたアロマ学校、
The East-West School for Herb & Aromatic Studiesでは、
精油の飲用の講座も別枠で設けているほどです。
これらの使用法というのは、それなりに危険もありますので、
必ず口にできる品質の精油(メディカルアロマ対応の精油)
を使用するというのはもちろん、
それ以外にも守っていただきたい注意事項もお話しています。
そして最近、と言っても3月のお話ですが、
ドテラ社のDr. David K Hillも精油の飲用についてブログを書いています。
(Link: http://doterrablog.com/can-essential-oils-be-taken-internally/)
ブログを見ますと、Dr. Hillも同じように、
精油の飲用は軽々しく勧められるものではない、ということと、
例えば普段私たちが口にする調味料も取り過ぎると副作用があるのと同じで、
精油にも経口毒性量というのがある、と仰っています。
ですが、常識的に数滴量飲用するのであれば問題ないということ、
また、精油の飲用についてはまだまだ研究の途中であるが、
既に臨床的に実証された、飲用を行うことによる効果もあり、
注意深く気をつけるのであれば取り入れるべきだ、とも主張しています。
もちろん、どう受け取るかは使用する側の自己判断ですが、
アロマセラピーをより健康面で取り入れたい方には価値があることと思います。
そして、先ほど冒頭で少し触れましたが、
最近関西のローカル番組でアロマセラピーが紹介されていたんだそうです。
これは精油をもっと身近に取り入れることを目的としたものだったそうですが、
このことは書くとまた長くなってしまうので、
次回ゆっくり書きたいと思います。
素敵な一週間をお過ごし下さい☆